お知らせ

本学教員の論文が国際誌「Journal of Hand Therapy」に掲載されました!

2020-10-02

作業療法学科夜間部 教員の長南 行浩先生の論文が「Journal of Hand Therapy」に掲載されました。

 

【掲載雑誌】

Journal of Hand Therapy

 

【タイトル】

Tensile load on the flexor digitorum profundus tendon during palmar and lateral blocking exercises: Influence on blocking force and distal interphalangeal joint flexion angle

 

【概要】

本研究では、ブロッキングエクササイズというリハビリテーション手技について、より安全に実施する方法が検討しました。指の側面を持って本手技を実施することで、今まで行われている方法より腱に負荷がかからないことがわかりました。この方法を用いれば指の腱を損傷した患者様に、より安全にリハビリテーションを実施することが可能となると考えられました。

 

【長南先生のコメント】

手を怪我した患者様に行うリハビリテーションを「ハンドセラピィ」といいます。今回はハンドセラピィの手技について研究しました。

これらの手技に関しては、作業療法学科の講義「身体障害作業療法治療学Ⅱ実習」で実際に指導しています。

今後も研究を重ね、患者様に役立てるよう努力していきたいと思います。

 

aよりもbの方がより屈筋腱にかかる負荷が少なく、安全に運動ができます。

 

【論文情報】

Osanami Y, Aoki M, Shirato R, Saito Y, Hidaka E, Miyamoto H, Uchiyama E: Tensile load on the flexor digitorum profundus tendon during palmar and lateral blocking exercises: Influence on blocking force and distal interphalangeal joint flexion angle. J Hand Ther. 2020. Online ahead of print. DOI:https://doi.org/10.1016/j.jht.2020.07.004

 

【論文URL】

https://www.jhandtherapy.org/article/S0894-1130(20)30143-5/fulltext